2021.05.24賃貸管理会社おすすめの空室対策アイデア6選
賃貸経営オーナー様にとって、空室対策は永遠のテーマではないでしょうか。
常に入居者に選ばれる物件であり続けるためには、物件のアップグレードは不可避。
ロータスリンクは、賃貸管理・賃貸仲介会社として、日々多くの物件に携わっています。
そこで不動産のプロの視点から、効果的な空室対策アイデア6選をご紹介。
空室対策のポイントは、「物件に付加価値をつける」ことです。
ぜひより良い賃貸経営の参考にしてください。
空室対策アイデア1.入居者ターゲットの設定
空室対策に不可避なのが、物件の入居者ターゲットを設定する(または見直す)ことです。
入居者ターゲットを設定すると、入居者ニーズと、物件に必要なもの(アピールポイント)が見えてきます。
【入居者ターゲットの設定例】
入居者ターゲット | 入居者ニーズ | 物件に必要なもの (アピールポイント) |
単身者(男性) | ・便利に暮らしたい | ・インターネットやWi-fiが無料 ・宅配ボックス完備 |
単身者(女性) | ・安全に暮らしたい ・綺麗な物件に住みたい | ・防犯カメラやオートロック完備 ・水回りリフォーム済 |
ファミリー | ・子育てしやすい環境 ・家事のしやすさ | ・最新のシステムキッチンがある ・ウォークインクローゼットがある |
老夫婦 | ・終の住処にしたい | ・室内がバリアフリー |
物件の立地・広さ・間取りなどから、どのような層が入居者ターゲットとなるのか。
入居者ターゲットは、どのような生活ニーズを抱いているのか。
生活ニーズに合う設備は、物件に整っているか。
設備が整っていれば、物件情報などで積極的にアピールできているか。
入居者ターゲットを改めて見直すだけでも、空室対策に有効な課題は多く見えてきます。
空室対策アイデア2.入居者に人気設備の充実
入居者に人気の住宅設備は、どんどん変わっていきます。
時代に応じた最新の人気設備を取り入れることは、有効な空室対策。
ライバル物件との差別化もはかれます。
最近の住宅の人気設備は
・TVモニター付きインターホン
・独立洗面台
・洗浄機能付き便座
・インターネット無料
など。
洗面台・トイレなどの水回りは、最新設備が好まれる傾向にあります。
また生活に必須のインフラとなっているインターネットは、導入してあるのはもちろん、無料で使い放題が人気となっています。
他にも単身者には、
・備え付け照明
・宅配ボックス
など、1人暮らしに便利な設備が。
ファミリーには、
・システムキッチン
・風呂の追い焚き機能
など、家族で暮らす上で便利な設備が人気です。
「備え付け照明」などは、比較的低コストで取り入れられる設備。
最近は「インターホン」や「宅配ボックス」も、インターネット環境とあわせて導入できるサービスも増えています。
物件に不足している設備があれば、積極的に導入を検討してみましょう。
空室対策アイデア3.ペット対応設備の充実
最近ニーズが増えているのが、「ペットと快適に暮らせる」物件です。
新型コロナウィルスの流行でおうち時間が増えたこともあり、癒しを求めてペットを飼う人はここ1〜2年で増加しています。
大事な家族の一員であるペットと快適に暮らせる物件は、需要が高まっているのです。
ペットと快適に暮らすための設備には
・ペットに優しい床材
・壁紙の上下貼り分け
・空気清浄機
・ペットの足洗い場
などがあります。
ペットに優しい床材
ペットに優しい床材には、クッションフロア・毛足の短いカーペットなどがあります。
マンションで一般的なフローリングは滑りやすく、ペットの足腰に負担がかかります。
衝撃を吸収する柔らかい床材なら、ペットに優しいだけでなく、足音も軽減してくれます。
またクッションフロアは掃除がしやすく、フローリングに比べて低コストなのも魅力。
リフォームや原状回復の際に、コストを抑えることもできます。
床全面がクッションフロアやカーペット敷の物件であれば、ペット好きの入居者にアピールすることができます。
壁紙の上下貼り分け
ペットはどうしても、室内に汚れや傷をつけがち。
猫が爪を研いで壁紙がボロボロ…という部屋も多いです。
そこで最近のペットファーストな物件に見られる工夫が、壁紙の上下貼り分けです。
ペットが傷をつけるのは、壁紙の下半分がほとんど。
通常、壁紙というのは壁一面に同じクロスを貼ります。
そのため壁紙を貼り替えるとなると、クロス全面を貼り替える必要がありました。
壁紙を上下に分けて貼ると、ペットが傷つけがちな下半分のクロスを貼り替えるだけで済みます。
原状回復の際のコストが削減できるため、ペット好きの入居者に好評です。
空気清浄機
ペットを室内飼いする上で必要なのが、空気清浄機です。
消臭はもちろん、飛散したペットの毛などを吸い込んで、空気を綺麗にする効果があります。
空気清浄機が備え付きの物件であれば、ペット好きの入居者に喜ばれるでしょう。
ペットの足洗い場
最近では、共用部にペットの足洗い場がある高級マンションが増えています。
散歩帰りにペットの足や体を洗えるため、非常に便利です。
アパートやマンションを一棟保有している場合、ペットの足洗い場を共用設備として追加するのもおすすめです。
空室対策アイデア4.モデルルーム化
物件の室内にインテリアを配置し、モデルルームにするのも有効な空室対策です。
ポイントは、物件の入居者ターゲットの理想の生活を想像すること。
単身者の男性向きなら、シンプルで無骨なインテリアを。
ファミリー向けなら、ぬくもりのある木目家具を中心に、子供部屋のレイアウトも欠かせません。
モデルルームに置く家具は、決して高級である必要はありません。
ニトリやIKEAなど、量販店の家具で十分です。
大切なのは、その物件で叶う「素敵な暮らしが想像できる」こと。
モデルルーム化された物件は、成約率も高くなり、お部屋さがし情報サイト等からの問い合わせも増える傾向があります。
空室対策アイデア5.リフォームやリノベーション
コストはかかりますが、空室対策の効果が高いのがリフォームやリノベーション。
風呂・トイレ・キッチン・洗面所などの水回りは、リフォームで新調すると入居率はぐっと高くなります。
築数十年の古い物件であれば、間取りから思い切って変えるフルリノベーションもおすすめ。
ただ大規模なリフォームやリノベーションは、コストが数十万〜数百万単位でかかることも。
手軽にできるリフォームとしては、
・リビングの壁の一部をアクセントクロスに貼り替える
・洗面所やキッチンなど、水回りの床材だけ貼り替える
・古くなったキッチンにカッティングシートを貼る
といった方法があります。
DIYが得意なオーナー様であれば、ご自身で施工することでコストもかなり抑えられます。
空室対策アイデア6.賃料の最適化
最終的に入居者が入居を決めるポイントは、やはり家賃です。
しかし家賃は、ただ下げればいいというものではありません。
安定した賃貸経営のためには、入居者の支持を得つつ収益も生む、適正な家賃設定が重要です。
ロータスリンクでは、坪単価や平米数だけではなく
・建物やエリアの特性
・室内仕様
などを加味し、オーナー様の利益を最大化した適正賃料をご提案しています。
賃貸仲介業をメインに事業展開しているロータスリンクには、20年以上の経験を持つスタッフも在籍。
どのような物件にニーズがあるのか、適正賃料はどの程度なのか。
年間1,000件以上の仲介実績があるロータスリンクだからこそ、住む人の目線を加味した適正賃料をご提案できます。
まとめ
賃貸管理・賃貸仲介事業を行うロータスリンクがおすすめする、空室対策アイデア6選をご紹介しました。
どの空室対策も、物件に「理想の暮らし」「住みやすさ」といった付加価値をつけることがポイントです。
ロータスリンクがご提案した空室対策では、30万円の初期投資で月額賃料が10,000円アップした例もあります。
またロータスリンクは賃貸仲介事業だけでなく、自社保有物件のオーナー業も行っております。
年間1,000件以上の仲介実績に基づいた、住む人目線のニーズ把握はもちろん。
不動産オーナーとして賃貸経営を行っているからこそ、
「空室期間を短くしたい」
「家賃収入を増やしたい」
「原状回復が適正かわからない」
「管理委託料をなるべく安くしたい」
といった、賃貸オーナー様のニーズに寄り添うことができると自負しています。
賃貸仲介業・賃貸オーナー業を両立している当社だからこそ、できるご提案があります。
安定した賃貸経営と空室対策なら、ロータスリンクにぜひお任せください。